都並丸が次節ホームでの「みちのくダービー」でラストシャッフルを敢行し、昇格レースへの再突入を図る。J2仙台は2日、仙台市泉サッカー場で、明日4日のホーム山形戦を想定した紅白戦を行った。この中で、都並敏史監督(44)はMF財前宣之(28)をトップ下に据えるなど3人のメンバー変更に着手。負けられない大一番で背水の陣を敷く。
現在6位と、15試合を残して自動昇格圏の2位福岡との勝ち点差は13。前節のホーム徳島戦では先制しながらも逆転を許し辛うじてドロー。ここまで守備重視の方針をかたくなに崩さなかった都並監督も方針転換した。「先制点を取って守りに入るのは本末転倒。攻めの姿勢で勝つ。攻撃の姿勢の無さがミスを誘発している。攻めて勝つ」と次節にかける意気込みを語った。
この日、16試合スタメンから外れていたMF財前をトップ下で起用。MFシルビーニョ(28)をボランチに配した攻撃的なシステムを試行した。左サイドには今季初めてMF菅井直樹(20)を抜てき。左サイドバックには前節失点に絡んだDF森川拓巳(28)に代わり、攻撃能力の高いMF村上和弘(24)を据えて臨んだ。
第3クールに入り、ここまで1勝3敗3分け。8得点中、セットプレーからのゴールが5本と、攻撃の流れの中から得点できていない。その最大要因が、守備への過剰なこだわりにあった。「サイド攻撃を制圧するのが最優先課題だが、今回は、これまでのように守備練習はしない。個別にポイントを伝えただけ」と都並監督。これまで足りなかった攻めの姿勢をあらためてイレブンに喚起して臨む。
司令塔役を任された財前は「守備の基本戦術は守るが、自分のプレースタイルは変えたくない。攻めていれば、相手に攻められることはない。カウンターには注意が必要だけど、怖がらずに積極的に前へ出たい」と決意を語った。背水の陣を敷く仙台が、攻めて攻めて勝ち点3をもぎ取る。【下田雄一】
[2005/9/3/11:59 紙面から]
写真=16試合ぶりの先発出場が濃厚となった仙台MF財前
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