J2仙台は7日、延岡市西階陸上競技場で午前中は紅白戦、午後はプールトレを行った。紅白戦で、サブ組ながら大声を張り上げて、闘志むき出しなのがDF渡辺広大(19)だ。プロ入り2年目の今年に勝負をかける。
怒号にも聞こえる大きな声が、こだまする。声の主は渡辺だ。先輩たちに「右、上がれ」と遠慮なしに指示を出す。紅白戦ではFWボルジェス(25)やMFロペス(26)と果敢に競り合い、練習でも必死の守備を見せている。「とにかく声を出して、前を動かしたい」と、キャンプ中に声がかれるのは時間の問題だ。
センターバックの定位置争いはし烈だ。2つしかないいすを、渡辺は手に入れるつもりだ。今季、守備の要だった根引、富沢が抜けた。その経過を複雑な気持ちでみていた。「ハラハラしてた。残ってほしいし、いなくなれば自分が出られるチャンスが広がる」。結果、ルーキーイヤーを欲求不満で過ごした渡辺にチャンスが訪れた。
木谷、池田を超える。壁は高いが「自分との戦い」を強調した。たとえサブ組でも手を抜かず、のどが痛くなるまで声を出す。精いっぱいレギュラーどりを目指す。「ルーキーだった昨年より、試合に出たいという気持ちが強い。何としてでも開幕スタメンを狙いたい」と言い切った。飛躍の2年目にするつもりだ。【栗山尚久】
[2006/2/8/11:28 紙面から]
写真=紅白戦で、ロペス、ボルジェスの新外国人選手と競り合うDF渡辺(右)
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