森晋太郎(29=福岡)が2コースからまくり、デビュー初優勝を決めた。インでたたかれた松崎祐太郎が2着に踏ん張り、吉田一郎が3着に続いた。

 初優出を決めた水面で、今度は初優勝を成し遂げた。持ち味の攻撃力が生きたレースだった。コンマ08のトップスタートを決めると、豪快にまくった。準優に続いてのトップスタートに「スタートは10くらいと思った」と、勘をしっかり合わせていた。今節は強風で安定板が付くレースもあったが「僕はリラックスしていけました」と、動じず自分のレースをした。

 16年最後のレースで優勝し「うれしいです。勝ったっていう実感がない。ビッグないいことがあって、いい1年になった」と笑顔がはじけた。年明けは10日の江戸川から。「地元の瓜生(正義)さんがグランプリを取ったし、背中が見えるようついていきたい」と抱負を語った。【土居恒久】