馬場貴也が圧倒的な強さで逃げ切り、今年5回目の優勝を飾った。インからコンマ10のスタートを踏み込むと、スリットから伸びて1Mは余裕をもって先マイ。バックでは早くも後続艇を引き離し優勝を確定させた。2着は2周2M小回りで、先行する重野哲之をとらえた山崎哲司で、3着は重野。2連単は230円、3連単は550円でともに1番人気での決着だった。

 馬場は前走地の多摩川で7戦6勝で今年4回目の優勝を飾ると、今節は11戦9勝で連続V。「スタート展示でインから出ていったし、互角のスタートを行けば大丈夫だと思った。1Mは余裕がありましたね」。これで優勝5回で、来年のSGクラシック(平和島)出場に近づいた。

 次走は29日からの地元びわこ周年。「地元のG1の前に連続優勝をしたいと思っていたし、最高のリズムで地元のG1を走れます」。G1初Vを目指す。【迫信晴】