今年3月の京王閣日本選手権(G1)を制した、新田祐大(29=福島)の祝勝会が23日、福島・いわき市内のホテルで行われた。

 祝勝会にはSS班の村上義弘や同期の稲川翔、同県の伏見俊昭、佐藤慎太郎、山崎芳仁ら、選手、関係者、ファン約160人が詰めかけた。

 祝勝会では、同じ斑目秀雄門下の兄弟子伏見から「新田君は高校時代から知っていて、鳴り物入りで斑目道場に入ってきたが、当時は今と違ってまだ体が細かった。函館のデビュー戦で落車してからなかなか上に上がれなかったが、まっすぐな人間だからここまで来た」とエピソードが明かされた。新田は「僕がここに立てるのも練習後の栄養をたくさんくださった先輩たちのおかげ」と感謝しきり。師匠の斑目氏からも「新田の原点がデビュー戦の函館での落車。その痛い思いが今の新田の原点にある。会津魂を胸に10個、20個とG1を勝ってほしい」と激励されていた。