天田裕輝が競輪祭のリベンジだ。前場所のG1は準決で平原康多-武田豊樹の前を任されたが、内を突いた天田と後位の連結が外れて6着に終わった。「競輪の難しさを勉強させてもらった」。決勝翌日に追加配分の連絡が入った。中3日の強行日程も「気持ちを切り替えて臨む」と即決した。

 メーンの初日特選12Rでは地元後閑信一の前で自力勝負を宣言した。細切れ戦で2車。別線の自力型は吉本卓仁、片寄雄己、守沢太志と同型がそろった。「任せてもらった以上はワンツーが決まるように戦う」。G1の悪夢を一掃する。