A級準決4Rはいったん7番手になった徳永哲人(36=熊本)が、打鐘2センターでインをすくって、最終的には逃げる奥出良の番手までうまく追い上げた。3角からはまくりに転じて安東宏高とワンツーを決めた。絶妙の運びを見せた徳永は「4番手にいた川越(勇星)君が内を空けていたから、外は無理と思って突っ込んだ。閉まるかもしれないから賭けだけど、行ってから考えようと思った」と胸中を明かした。ただ「2、3回待って突っ込んでいった部分もあった。その辺は反応の甘さ。一発で決めないと」と反省も忘れない。S級経験もある徳永。「練習の感じは悪くない。後は成績がともなえば…」。家に置いてある赤パンツをはく日も近いか。