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最後のインパクトに徹夜組1965人

<有馬記念>

 午前7時20分の開場と同時に、寝袋を抱えたファンがスタンド目指して疾走した。4カ所の入場門前で待ち続けたのは9860人。昨年(6534人)から50・9%も増えた。ディープインパクトの引退レースを体感したいファンが続々と集結。午前4時で徹夜組も1965人と昨年を485人も上回った。

 場内の雰囲気も異様だった。パドックでは馬を刺激しないように声援は控えめだったが、ディープインパクトが通り過ぎる場所はカメラのフラッシュでまぶしくなった。スタンドでも競馬新聞を握り締めて「私のディ~プゥゥゥゥ」と泣き崩れる女性や、ただひたすら目を閉じて手を合わせる男性もいた。

 指定席を取っていた小島達也さん(33=横浜市、会社員)は21日夕方から並んだ。「パドックの写真撮影のためだけに並んだ」。滋賀県から車で早朝に着いた男性(23)も「記念の単勝だけや。それでエエ。ゴールしたときに、2着以下は見えんかった。ディープ最高じゃ」と興奮した口調でまくし立てた。

 グッズ店にもファンが殺到した。販売担当者は「昨年は敗れたので、あっさり閉店。今年はディープの末脚の強さ同様、閉店間際がバカ売れ。昨年の3000万円は軽く超えている」とホクホク顔だった。

[2006年12月25日7時42分 紙面から]

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