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第54回 国土交通省大臣旗争奪 競艇 全日本選手権特集


2005年 プレーバック

太田和美ダービー初V! 7年ぶりの賞金王決定戦出場確定

全日本選手権最終日 12R 優勝戦 優勝した太田和美がウイニングランでファンの声援に応える(撮影・清水貴仁)=2005年10月30日、津競艇場
全日本選手権最終日 12R 優勝戦 優勝した太田和美がウイニングランでファンの声援に応える(撮影・清水貴仁)=2005年10月30日、津競艇場

 津競艇のSG「第52回全日本選手権」は30日、第12Rで優勝戦が行われ、太田和美(32=奈良)が烏野賢太のまくり差しを封じて逃げ切り勝ち。初のダービーウイナーに輝き、昨年12月の賞金王シリーズ(住之江)以来、SG4回目の優勝を飾った。獲得賞金は1億円を超え、7年ぶりの賞金王決定戦(12月20日~、住之江)出場をほぼ決定づけた。2着には烏野、田中信一郎が3着に入った。

 権威あるダービー王の称号にも派手なポーズはなかった。「うれしいけど、あまり実感がないです」。むしろ、淡々と語る表情は、一流の座へ上りつめた自信とプライドにあふれていた。

 ビッグ初Vを決めた98年賞金王からは、7年の月日が流れた。その間、2度のSG優勝(いずれも賞金王シリーズ)があるが、98年以降は賞金王出場が果たせなかった。それでも「SGは勝てる人の方が少ないからね」とあせりはなかった。一歩一歩、着実に力を付けることだけに魂を注いできた。

 「ペラのことは人に聞いても、本当の力にはなりませんよね。まずは自分で考えて調整をして、(壁に)頭を打ちながらやってきた。それが少しずつ実を結んできたかな」。流した汗と懸命な努力はうそをつかなかった。

 表彰式の最後に、場内のファンから「賞金王でも頑張れ!」と声が飛ぶと、この日一番の笑顔が弾けた。選手の誰もが夢見る賞金王決定戦。その出場は今回のVで確定的だ。「7年ぶり? 長かったですね。賞金額はどうでもいい。それより、賞金王へ出場することだけを目標にやってきたから」。4度目のSG優勝よりも、1号艇の重圧に打ち克ったことよりも、賞金王出場を決めたことがうれしかった。「今年は夏場に中だるみの感じになったけど、松井(繁)さんに『気合を入れて行けよ』と言われて…。それで気合が入りましたね」。賞金王出場が絶望的となった松井は、大目標を後輩の太田に託した。その思いに見事、応えた。さあ、次なる目標は暮れの大一番。2度目の賞金王制覇に立ち向かう。

[2005年10月31日付 紙面から]



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