競輪の内田慶選手通夜に500人
11日の一宮競輪での落車事故で他界した故内田慶選手(享年27=栃木)の通夜が14日夜、宇都宮市内の「栃の葉戸祭ホール」でしめやかに営まれた。生前の誠実な人柄を物語るように、親族、選手仲間、OB、関係者など、約500人が故人をしのんだ。同県の選手はもちろん、他県の選手も多数参列。斎場には「常勝不敗 内田慶」の横断幕が掲げられ、読経、焼香の間にはすすり泣きが漏れた。
選手会栃木支部の雁部護支部長は「こんなことが起きるとは思いもしなかった。内田君は場内イベントなどファンサービスにも熱心で、率先して協力してくれた。本当に残念です」と、大きなショックを受けた様子。作新学院高の2年先輩でもある飯嶋則之は「高校生の時から随分言い争いもした間柄。常に気になる存在だったので、寂しい。(事故後は)練習に身が入らない」と肩を落とした。施主で父の孝氏は「あまりに突然の出来事で、受け入れることができず、動転しています。本人も、意欲を燃やしていた時だっただけに、無念です。慶の死を無駄にすることなく、競輪界がますます発展することをお祈りします」とあいさつした。告別式は同所(宇都宮市八幡台1の28)で15日午後1時から執り行われる。
◆内田慶(うちだ・けい)1981年(昭和56)2月11日生まれ、東京都中央区出身。栃木・作新学院高卒。87期生として02年8月に宇都宮でデビュー。通算成績は421戦82勝。通算収得賞金は1億110万900円。今年7月のサマーナイトフェスティバルで、G2以上としては初の決勝進出(4着)を果たす。自転車競技では、全プロ4キロ個人追い抜きで03年から6連覇。180センチ、80キロ。血液型A。
◆事故経過 内田選手は11日の一宮オールスター競輪(G1)の初日7Rに出走。最終3角付近でほかの選手と相互接触して落車した。応急処置後に最寄りの大雄会病院に搬送されたが、落車から約2時間半後の午後3時59分に死亡が確認された。死因は外傷性くも膜下出血とみられる。
[2008年9月15日7時12分 紙面から]
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