出場選手紹介
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魚谷智之(32=兵庫)賞金王決定戦こそ僚友・吉川元浩に先んじられたが、昨年はオーシャンC、MB記念とナイターSGを連覇。艇王・植木通彦が引退した後は、新艇王の呼び声も高くなる一方だ。それほどまでに強さをアピールできる裏側には、想像を絶するメンタルトレーニングをやり遂げた自信と誇りがある。選手賞金が引き下げられた中で、ただひとり2億円をオーバーさせたことが、はっきりとモチベーションの高さを表しているようだ。まさに競艇界の頂点を常に目指すチャレンジャーと言っていいだろう。常におごらず、自己水準のレベルアップを念頭に置く姿勢は、もう艇王の域に達している。今年、早々のG1優勝と同じく、SGシリーズ開幕で、賞金王決定戦への道を確かなものにしたい。 |
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田中信一郎(35=大阪)03、04年と賞金王決定戦を制した強者だ。とはいうものの、それ以降はSG優勝から遠ざかってしまっている。もちろん、SGロードでは常連なのだが、最近はどうも『華』がないように思えてならない。昨年は3年ぶりの賞金王決定戦出場がかなったが、6、2、6、6着という屈辱的な敗戦を喫してしまった。昨年10月の平和島・全日本選手権での優勝戦2着は、ファンに復活をアピールするかのようだったが、結局は単発に終わってしまったようなところもある。G1戦線では、準優までコマを進めることも多くなっており、調子は確かに戻りつつある。しかし、本当の意味で長いトンネルを抜け出すには、タイトルを奪取する以外にないのかもしれない。 |
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松井 繁(38=大阪)ご存じ競艇界の王者だ。5月に平和島競艇場で行われる「第35回笹川賞」のファン投票では2年連続のトップ得票。人気もさることながら、その実力は競艇界の頂点を極めていると言っても過言ではない。連覇を狙った昨年の賞金王決定戦は、栄光に輝いた一昨年同様に好リズムで臨んだが、意外なほどツキに見放されてしまった。優勝こそできなかったが、2着に食い込んだのは、それこそ王者の意地だったか。今年に入ってのG1ロードは、いきなり唐津周年を制したものの、その後やや低迷状態。ただ、総理杯を照準に的確な調整を行っており、好相性の水面を味方に、王者らしい、敵を突き放してしまう豪快プレーに期待したいところだ。 |
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山本浩次(35=岡山)今回、地元からの参戦は山本と森秋光、平尾崇典の3人だけ。数的には寂しい感がなくはないが、初日のドリームメンバーに選ばれた山本に地元ファンの大きな期待がかかっているのは言うまでもない。地元での偉業達成は、すでに経験積みだ。99年2月に中国地区選手権でG1初優勝を飾り、その年の8月のMB記念でSG初制覇を果たしている。クールなイメージを持つが、その中には『地元で燃える』熱さを秘めているのだ。そのハンドルワークの切れ味は艇界でも屈指。賞金王決定戦には99、05年に出場経験がある。地元で自身3度目のSGタイトル奪取へ、そして暮れの大舞台へ-。山本の描く青写真は地元・児島から始まる。 |
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湯川浩司(28=大阪)昨年は『快速王子』と称されて、SGロードを渡り歩いた。それまでは、06年の平和島・総理杯で優出経験はあったものの、準優突破ができないカベがどこかしらに存在していたような気がする。ただ、昨年は違っていた。SGロードには地元住之江の笹川賞から参戦。この時も準優で涙を飲むことになるが、これで闘志に火がついたのか、続く戸田・グラチャンであっさりとタイトルホルダーの仲間入りを果たしてしまったのだ。オーシャンC、MB記念、全日本選手権とシリーズを経るごとに、快速だけが売りだった湯川にテクニックが備わってきたのが、ありありとうかがえた。そして、浜名湖・競艇王チャレンジCで再びタイトルを手にしてしまう。『85期銀河系軍団』は確かに強い。そのイニシアチブを取るべき存在が現在の湯川だ。 |
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吉川元浩(35=兵庫)念願のSG初優勝が1億円をかけた賞金王決定戦だった。昨年末の福岡競艇場は歴戦の勇士たちが、流れをつかもうと躍起になっていた。そんな中で吉川は、淡々と自分のレースを続ける冷静さを持ち続けていた。トライアル第3戦で大外から大まくりを決めたことが、その象徴だった。流れは冷静沈着な吉川が自らの手で引き寄せてしまった。優勝後にピットに引き揚げてきた吉川のほおに、緊張の糸が解きほぐれるような涙が伝った。冷静沈着なレーススタイルは今年も変わっていない。そればかりか勢いは増すばかり。年頭の尼崎周年は魚谷智之の2着に甘んじてしまったが、近畿地区選手権、住之江周年、そして三国周年と3連続G1制覇。今、最も熱い男が児島の水面で沸き立つ。 |






