レース展望
25日から総理杯、近畿勢に優勝候補ズラリ
さあ、今年もSGロードの開幕だ。岡山県・児島競艇場の「SG第43回総理大臣杯」は、25日から30日までの6日間に、選ばれし52選手が栄冠と優勝賞金4000万円をかけて激闘を繰り広げる。競艇界の現況はまさに西高東低時代を迎えている。特に近畿勢の躍進はすさまじく、兵庫には新艇王・魚谷智之、賞金王覇者・吉川元浩、大阪には王者・松井繁にSG・V2の湯川浩司らが、激しく主役争いを演じてきそうなムードだ。
V賞金4000万円
まず、SGロードの位置付けだが、この「総理杯」から7戦のSGシリーズがトップレーサーのために用意されている。それぞれの優勝賞金は4000万円。昨年の賞金王決定戦出場ボーダーが、5700万円余りだったことを考えると、SGを制覇することは、栄光の12選手へ直結しているということだ。2着賞金の1600万円も確かに大きいが、優勝との2400万円の差は歴然としたものがある。
「自分が主役」
より多くのチャンスをつかむためには、すべてのSGロードを駆け抜けるのが最良の方策と言える。だが、各SGシリーズには選考基準が設定されており、いかにトップレーサーといえども、全シリーズにノミネートされることは難しいと言える。ただ、昨年の賞金王決定戦の優勝戦メンバーはシード権が与えられている。松井繁、三嶌誠司、魚谷智之、吉川元浩、井口佳典、湯川浩司の6戦士がそうだ。他の選手に比べると大きなアドバンテージが与えられている。もちろん、この6選手はトップ中のトップ。優勝戦線から外れるということはスタート事故以外には考えづらい。それぞれが「自分が主役」というモチベーションの元に参戦してくるだけに、伏兵陣はよほどの好材料をつかまないと、太刀打ちすることさえ厳しいだろう。
プライド持って
シード選手に真っ向勝負できるのは、やはり今期に勢いのある選手たちだ。今期、勝率8・00以上をマークしているのは、服部幸男、木村光宏、山崎智也、石田政吾、原田幸哉、寺田祥の6人。その内、服部と寺田は昨年の賞金王決定戦を戦った実力者であり、山崎は賞金王シリーズの覇者だ。原田は賞金争いに敗れて13位に甘んじた口。当然のこの4選手はシード選手に勝るとも劣らないプライドの持ち主たちだ。木村や石田の新興勢力に、地元からドリーム戦に選ばれた山本浩次にも注目していたい。
