ゴッホが札幌滞在で昨年の雪辱/札幌記念
<札幌記念>
昨年のグランプリホース、マツリダゴッホ(牡5、国枝)が、24日の札幌記念(G2、芝2000メートル)で4月の香港遠征以来、4カ月ぶりに復帰する。秋へ向けての始動戦に、デビューから4年連続参戦となる地を選んだ。札幌記念は昨年1番人気で7着に敗退。輸送でカイバ食いが落ちるウイークポイントがあり、函館からの直前輸送がこたえた。過去を教訓に、今年は早めに札幌入りし、リベンジをもくろむ。
札幌記念で始動するマツリダゴッホは、この後は中山のオールカマー(G2、芝2200メートル、9月28日)を予定している。昨年と同じ秋へ向けてのローテーションには、札幌記念で雪辱するという、陣営の意気込み、自信も込められている。奥村助手は「この馬の調整は、もう手の内に入れていますからね」と話す。
有馬記念を含め重賞4勝の実力馬も、輸送に多少の弱さを抱える。「輸送をすると、カイバを食わなくなる面がある」と同助手。札幌でもその影響が成績に表れている。過去【2 0 0 2】。2歳のデビュー年こそ、函館で追い切った後に札幌に輸送して臨んだ新馬戦を勝ったが、昨年の札幌記念では函館からのレース前日輸送がこたえ7着に敗れた。3歳時の日高特別(1000万下)は札幌滞在で勝っている。奥村助手は「当日輸送は勢いでいけるけど、前日輸送だと微妙に影響する」。相手関係もあるが、それ以前に馬の体調面を指摘する。
今回は牧場から函館に入ったが、5日に札幌に移動した。以後3本の追い切りを消化。13日は蛯名騎手が騎乗し、芝コース単走で6ハロン80秒0。17日にはダートで6ハロン81秒2、5ハロン66秒0、ラスト1ハロン12秒3(馬なり)。コーナーストーン(古馬1600万)を追走し先着した。奥村助手は「17日は追走して追い抜く内容。予定通りに調整できている」と順調さを口にする。
初の海外遠征となった香港G1クイーンエリザベス2世C(6着)は、輸送に悩まされた。検疫を新潟で受けたため、美浦→新潟→成田の輸送を経ての出国となった。さらに飛行機の出発遅れにより、新潟から成田への馬運車の車中で待たされるアクシデントもあった。今回、輸送の障害はない。有馬記念Vの底力を発揮できる態勢にある。【大滝貴由樹】
[2008年8月19日8時23分 紙面から]
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