ヴァーミリアン圧勝最多タイ7冠/帝王賞
<帝王賞>◇24日=大井◇G1◇ダート2000メートル◇4歳上◇出走13頭
単勝1・6倍と断然の1番人気に支持されたヴァーミリアン(牡7、栗東・石坂)が直線で楽々と抜け出し快勝。王者が復活ののろしを上げた。この勝利でシンボリルドルフ、ディープインパクトなどと並ぶG1最多7勝となった。勝ちタイムは2分3秒6。2着にはフリオーソ、3着にはボンネビルレコードが入った。
ヴァーミリアンが王者復活を告げた。押さえきれない手応えで4コーナーを回る。直線入り口で武豊騎手が軽く手綱を押すと、一気にフリオーソを突き離す。最後は手綱を押さえる余裕のレースぶりで2着に3馬身差の圧勝。7つ目のG1タイトルをもぎ取った。武は「完全復活してほしいと思っていたし、最高の状態だった。軽くゴーサインを出してすぐに反応してくれたし、直線は大丈夫だと思っていた。7歳でも衰えはない」と気持ちよさそうに汗をぬぐった。
昨年秋はJCダート3着、東京大賞典2着と勝ち切れなかった。フェブラリーSではいきのいい4歳馬のスピードの前に屈した。年齢的な衰えもささやかれたが、石坂師は「ヴァーミリアンの力はこんなものじゃない」と思っていた。暑さに強いタイプではなく、夏場は休養にあててきた。帝王賞に使ったのは「この馬の力をあらためて示すため」(石坂師)だった。
この後は宮城・山元トレセンに放牧に出し、秋は11月3日名古屋のJBCクラシック(統一G1、ダート1900メートル)から12月6日阪神のJCダート(G1、ダート1800メートル)→12月29日大井の東京大賞典(統一G1、ダート2000メートル)の路線へ行く。G1・8勝目の新記録へ向けて王者が再び歩みはじめた。【高橋悟史】
[2009年6月25日8時38分 紙面から]
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