ウオッカ11秒6ルメール絶賛/ジャパンC
<ジャパンC:追い切り>
世界の強豪が集うジャパンCの追い切りが25日、美浦・栗東両トレセンで行われた。3度目の挑戦で頂点を狙うウオッカ(牝5、栗東・角居)は、Cウッドでオープン馬を豪快に突き放し、ラスト11秒6の好時計をマーク。2週連続で手綱を取ったC・ルメール騎手(30)は「ベリーグッド」と絶賛。日本の女王として世界の強豪の前に立ちはだかる。なお、ダービー馬ロジユニヴァースは、追い切り後に違和感が出たため回避が濃厚となった。
追い切りを終えたルメールは「ベリーグッド」と胸を張った。先週に続きフランスの名手を背にしたウオッカは、爆発という言葉がふさわしいほどのはじけっぷりを見せた。「あの動きを体感すると、ジョッキーはとりつかれると思う」と清山助手。ウオッカの走りは新しいパートナーをも魅了した。
残り400メートル。先導するインセンティブガイ、ポップロックのオープン馬に並びかけると、天皇賞(秋)の最終追い切りと同様舌を出して併走。それでもゴーサインの合図にしっかりハミを取ると一気に加速。2頭を一瞬に突き放した。その差はみるみる広がっていく。ポップに4馬身、ガイには4馬身半差という豪快な着差をつけてフィニッシュ。5ハロン66秒1。前日の雨で重いウッドでもラスト1ハロンは11秒6と力強く伸びた。
「加速がすごく良かった。素晴らしいコンディション。ゴール前でも手綱を押さえず彼女のペースで行かせたが、ラスト200メートルもいい感じだった」とルメール。舌を出しての追い切りについても「ノープロブレム」と全く意に介さなかった。
武豊からの乗り替わりが決まった18日、さっそく1週前追い切りに騎乗。ウオッカの印象を「ボランティア精神にあふれる馬」と独特の言い回しで表現した。それは「止めないと走りすぎてしまうほど」一生懸命という意味。レースでの前向きな気性はすでに把握している。今のウオッカにとって最大の敵は自分自身。2400メートルを折り合って運べるかが大きなポイントだ。共同会見で折り合いについて尋ねられると「フフッ」と小さく笑って「そこがジョッキーとしての腕の見せどころかな」と自信をみなぎらせた。
ウオッカの精神面について清山助手も「落ち着きがあるね。今の精神面をもってすれば、(折り合いの不安も)杞憂(きゆう)に終わるんじゃないか」と話し「力が衰えてきたということは絶対にない」と語気を強めた。世界の頂点に立つことが、その証明になる。
ウオッカにとっては昨年3着、ルメールにとっては2度の2着と、ジャパンCの勝利はまだない。「ジャパンCは国際的レースの中でとても有名。僕も勝てたらなと思う。今回1着になれるように願っている」。ウオッカが勝てば今年G1・3勝目。史上初めて牝馬の2年連続年度代表馬も見えてくる。新パートナーを得たウオッカが、再び歴史に名を連ねる。【山本幸史】
[2009年11月26日9時5分 紙面から]
関連ニュース
PR
- 調教師引退…ダノンなど164頭が転厩 [28日18:18]
- 始動ディソールいい感じ/チューリップ賞 [28日17:56]
- バリアシオンG1権利取りだ/弥生賞 [28日17:40]
- ヴィクト世界制覇へひとまくり/中山記念
[28日08:43] - キャプテン粘って皐月ワンツー/中山記念 [28日07:44]
- 長島大介まくり連勝 Vへ先行勝負/競輪 [28日08:12]
- 飯田辰哉3番手から一気に差し切る/競輪
[28日08:11] - レーサーだって女の子!?
[28日07:37]
- 調教師引退…ダノンなど164頭が転厩 [28日18:18]
- 始動ディソールいい感じ/チューリップ賞 [28日17:56]
- ケイティー好勝負期待/チューリップ賞 [28日17:55]
- メデタシ瞬発力が武器/チューリップ賞 [28日17:55]
- バリアシオンG1権利取りだ/弥生賞 [28日17:40]
- 爆発力あるマイティ一発狙う/弥生賞 [28日17:26]
- ターゲット無傷の3連勝狙う/弥生賞 [28日17:25]

ソーシャルブックマークへ投稿
ソーシャルブックマークとは