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バルクが現役復帰アイルランド参戦プラン

3月3日、ビッグレッドファーム明和で坂路を駆け上がるコスモバルク
3月3日、ビッグレッドファーム明和で坂路を駆け上がるコスモバルク

 ホッカイドウ競馬所属で、昨年春にいったん引退を表明、功労馬となったコスモバルク(牡10)に、海外復帰の仰天プランが持ち上がった。以前から思い描いていたアイルランドに遠征し、第2の競走生活を再開するというもの。滞在する北海道新冠町のビッグレッドファーム明和で、2月末から本格的な調教を再開している。

 不屈のチャレンジャーがよみがえる。1度は引退を表明したコスモバルクだが、約1年3カ月の休養から10歳にして再びターフに戻ろうとしている。引退の直接的な要因となった後肢の骨折などは、すでに完治。2月末からビッグレッドファーム明和で、現役復帰を目指し本格的に調教をスタートさせた。

 年齢差8歳にもなる、今年デビュー予定の2歳馬とともに全長1100メートルの坂路を元気いっぱいに駆け上がっている。休養期間中に増えた馬体も、現在は現役当時とそう変わらぬ530キロ台までシェイプアップされた。同ファームの岡田繁幸オーナーは「動きや気配をもう少し見てからになるが、乗っていて若さを感じ、走るのを嫌がらず、鋭気があれば」と、条件付きながらも現役復帰への可能性を模索している。

 アイルランドではバルクと同世代にあたるポップロックの移籍先でもある日本人調教師の児玉敬厩舎が受け入れ先になる。岡田オーナーは「競馬を取り巻く状況が厳しい上に経費が掛かり、赤字になることは間違いないけど、ご褒美としてできることなら行かせてやりたい」と話す。

 バルクは昨春に門別競馬場で引退セレモニーを行っているが、地方競馬全国協会の登録は残されており、登録上は現役馬扱い。「種牡馬入りは現段階で考えられないし、あのまま放牧地でのんびり過ごすことが、バルクにとって幸せとは思わない。ポップロックのように、条件戦から使って、G1に挑戦できるようなら、日本からファンとともにツアーを組んで応援に行きたい」と夢を描いている。

 [2011年3月29日8時31分 紙面から]

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