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神山雄一郎 初V見据え「やればできる」

グランプリ会見でガッツポーズする神山雄一郎
グランプリ会見でガッツポーズする神山雄一郎

<KEIRINグランプリ2014>◇GP◇30日◇岸和田競輪場

【王者の挑戦・前編】

 競輪界のレジェンド・神山雄一郎(46=栃木)が悲願のKEIRINグランプリ初制覇を狙う。出場選手の記者会見が行われた18日、会場の都内ホテルで単独インタビューに応じ、大いなる挑戦に向けての意気込みを表した。

 神山にとって5年ぶり15回目の晴れ舞台となるグランプリは、今年で第30回を迎える。実に半数での出場。もちろん最多記録だ。

 3番手からの直線強襲を決めて優勝した11年サマーナイトフェスティバル決勝を振り返りながら、神山は切り出した。

 ◆神山 自力型からの脚質転換に取り組んでいた時期ですから、あのレースで追い込み選手としてやっていく自信がつきました。この調子で行けば、階段をもう2、3段、上がれるような気する。そんな手応えをつかめました。こうしてまた、グランプリに出られるんですから、確実に1、2段は上がれたと思います。もう出られないだろうと思っていた時期がありましたけど、「また出たい」という気持ちは消えませんでした。達成できて、うれしいですね。

 26年前の88年、ともにデビューした同期の61期レーサーは98人いた。それが今、現役を続けているのは36人。およそ3分の1まで減っている。最大のライバル、山田裕仁も今年5月に引退した。神山と同じS級1班には、紫原政文(福岡)有賀高士(石川)の2人しかいない。確実に進んでいく世代交代。それでも、神山はトップクラスを死守し続ける。

 ◆神山 世代交代か…。仕方のないことなのかな。でも、やればできるんですよ。やらないから、できない。年齢とかは関係ないと思いますよ。だから、やらなきゃ。僕も若いころのような猛練習はできなくなったけど、「質より量」に切り替えてここまで来ました。もちろん「質」だけにせず、できる限り「量」との両立を図って。

 そんな鉄人も、今年の上半期は大ピンチに立たされていた。全日本選抜・決勝で落車し、右足の腓骨(ひこつ)を骨折。25回の連続出場が懸かっていた日本選手権は、無念の欠場となってしまった。復調途上の7月には都内の高速道路で後続車に追突され、首にコルセットを着けながらリハビリと練習に苦心。寛仁親王牌を終えた時点で賞金順位は20位にも届いておらず、グランプリ参戦は絶望的だった。

 ◆神山 骨折した時は1カ月、入院しました。初めてでしたよ、入院なんて。ベッドで足を吊ったまま、つらかったです。ダービー(日本選手権)に出られなかったのは残念だったし、交通事故もあって回復に手間取ったから一時はどうなることかと…。

 しかし、このまま終わるわけにはいかなかった。自分自身のために、そして、亡き戦友のために。【藤代信也】

 [2014年12月19日7時34分]

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