<高校サッカー:西武台2-1立正大淞南>◇1回戦◇12月31日◇埼玉

 西武台(埼玉)が立正大淞南(島根)に2-1で勝った。

 アイツには負けない!

 西武台MF三浦大輝(3年)が、幼少期からのライバルだった浦和MF原口の本拠地、埼玉スタジアムで貴重な先制弾を決めた。立正大淞南戦の前半35分、ゴール正面から約25メートルの強烈な右足シュート。相手GKの正面を突いたが「無回転になっちゃった」というぶれ球が幻惑し、グローブをはじいてネットを揺らした。

 小学生時代から「埼玉に原口と三浦あり」と評価された逸材。中学時代もクマガヤSCで、原口の浦和ジュニアユースと2勝1分け2敗と互角。同じ高校に2年まで在籍していた原口と、1年の時に同じクラスだったが「お互い意識しすぎて、まったく話をしなかった」という。

 「原口とはもう1度直接対戦したい」と三浦。流通経大進学が決まっているが、日本代表DF山村を入学させた同大学の大平コーチも「技術は抜群。CKをアウトにかけて、直接ゴールを狙うのもみたことがある。運動量が増えれば間違いなくプロ」と絶賛した。

 昨年度の高校選手権は埼玉県大会で敗れ、本大会では埼玉スタジアムのボールボーイを務めた。今回は選手権出場決定後、練習試合で1分け6敗のスランプも経験した。屈辱も苦境も味わってきた天才が、大舞台で原口に負けない輝きを放った。【塩畑大輔】