J2ブラウブリッツ秋田がJ2ベガルタ仙台との「東北ダービー」を3-1で勝利し、開幕から13連勝の首位相手に初めて土を付けた。

開始早々に試合を動かした。前半3分、GK山田のロングボールのこぼれ球を運びFW佐藤大樹(27)が先制。同28分にはFW梅田魁人(28)が佐藤からのCKに頭を合わせ追加点を奪った。後半12分にはFW佐川洸介(25)がクロスに反応し3点目。反撃に出たい仙台から1点を返されるも、守り切った。秋田から駆けつけたサポーターに向け、梅田は「一緒に戦っているつもりですし、苦しい時に足を前に出す言動力になっている」と、ゴール直後、感謝を込めながら喜びを共有した。

勝ち点3を積まなければ、事実上EAST-Aグループ優勝の可能性が消滅する大事な一戦だった。吉田謙監督(56)は、「全力全開でスタートを切れるか」と選手ら問いかけた。それに応えるようにスタートダッシュを切り、秋田の代名詞“炎プレス”で守備から攻めたてた。「人間の魂が枯渇するまで、選手たちは走り、勝ちました。クラブ、スタッフ、アカデミー、全ての力が乗り移り秋田一体で勝っていく。その経験が、そこでの勝ちが、非常に価値がある」。前回ホームで壮絶なPK戦で敗戦を喫していた仙台相手に雪辱を果たし、秋田一体でまだまだ前進する。【高橋香奈】