18年W杯ロシア大会アジア2次予選の日本の初戦、シンガポール戦(6月16日)が当初のアウェーではなくホーム開催となる可能性があることが18日、分かった。

 14日に行われた組み合わせ抽選で、同戦は6月にアウェーで先に戦い、11月12日に日本のホームで再戦することに決まっていた。だがアウェー戦の開催時期に、シンガポールでは東南アジア大会の開催が決まっている。昨年10月に日本がブラジル戦を戦った同国のメーンスタジアムである国立競技場の使用は不可能。こういった理由からシンガポール側が入れ替えを検討しているという。変更には両国の合意とアジア連盟(AFC)などの了承が必要。現時点で日本協会に、先方からの正式な要望はまだ届いていないというが、協会関係者は「そういう話は聞いている」と話した。

 すでにハリルホジッチ監督は初戦に向けた移動スケジュールなどの検討に入っているが、悪い話ではない。大事な初戦をホームで戦うことができる。さらに、11月の2連戦はシンガポール→カンボジアと同じ東南アジアでの移動。寒い日本でシンガポール戦をこなしてカンボジアに移動して戦う必要がなくなる。シンガポールの出方が注目される。