U-23(23歳以下)日本代表の1次リーグ敗退が決まった。前日25日にU-23ギニアを2-1で下してトゥーロン国際で初勝利を挙げたが、他国の試合結果でグループ2位以上になる可能性が消滅した。ギニア戦は開始3分、DF三丸の左クロスにFW富樫が右足を合わせて先制。海外遠征初参加の2人が活躍し、1-1の前半39分にはMF南野が勝ち越し弾を決めた。

 待望の1勝も決定機を外し続け、手倉森監督は「イングランドはギニア戦で7得点。うちは2点。満足できない」。守備陣も3戦連続の計4失点。GK櫛引との意思が通わず、今節も失点に絡んだDFファンウェルメスケルケンは「『流せ』と聞こえたけどブロックが甘かった」と猛省。指揮官も「代表として、あってはならない」と断罪した。それぞれが改善点を述べた直後の試合でイングランドがパラグアイに勝った。1次リーグ敗退が決まった。

 今日の最終戦は3戦12得点の首位イングランドと戦う。「残り1試合しかないが貴重な80分間。最後に成果を出して帰りたい」。手ぶらでは帰国できない覚悟を手倉森監督は口にした。【木下淳】