U-19日本代表のアルゼンチン遠征のメンバーに入った大宮MF黒川淳史(18)が、MF久保建英(15=東京U-18)の飛び級選出を大歓迎した。黒川は中学時代から常にバルセロナの試合をチェックし、特に好きな選手はMFイニエスタ。バルセロナの下部組織で育った久保に「バルサ仕込みのプレーを見たいし、バルセロナについていろいろ聞いてみたい」と対面を心待ちにした。

 黒川は、今季ユースからトップに昇格。期待の新人として開幕戦ベンチ入りも手に届きそうだったが、今年2月に左膝前十字靱帯(じんたい)損傷で長期離脱した。今季はけがに泣き、リーグ戦での出場はなかったが、持ち味のドリブル突破とアイデアあふれる攻撃センスが評価され、約1年4カ月ぶりの世代別代表復帰となった。

 「呼んでいただいた意図をしっかり理解して、自分なりにやっていきたい。けがをしていたけど、アジア予選もしっかりテレビで見て来年、本戦(U-20W杯)は出たい思いがあった。今回、選ばれてうれしいし残れるようにアピールしたい」と意欲を見せた。