日本代表MF香川真司(28=ドルトムント)が5日、公式ブログを更新し、キリンチャレンジ杯コスタリカ戦「~熊本地震復興支援マッチ がんばるばい熊本~」(9日午後7時)に臨む日本女子代表なでしこジャパンにエールを送った。

 前日4日のハンブルガーSV戦で今季リーグ初得点をマーク。フル出場でアシストも記録し、3-0の勝利に貢献したことを、まずは報告。「今からクラブハウスにマッサージをしに行きます。連戦ですが、充実はしています」。そして「今日は書きたいと思った事があります。9日に行われる、なでしこジャパンの復興支援マッチのことです」と切り出した。

 「熊本で試合を開催することはとても素晴らしいと思っていますし、ぜひ熊本、九州の皆さんの力になるような素晴らしい試合をしていただきたいです。なでしこの皆さん、頑張ってください!」。高倉麻子監督の国内お披露目試合でもある一戦へ「いつも応援していただいているので、この試合に向けて僕もドイツから応援しています!」とメッセージを送った。

 激励と同時に、1年前のことも思い出していた。「熊本の震災があってから、もうすぐで1年。自分としても何かできることをしたいと思い、昨年、熊本に行かせていただきました」。昨年4月に熊本地震が発生した後、香川は人知れず、草の根の復興支援活動を行った。熊本県益城町を中心に活動する少年サッカーチーム「FC BIG WAVE」のメンバーの母親から、SNSを介してメッセージをもらったことで交流がスタート。実際に熊本の小中学校や民家を訪れ、被災した子どもたちと夕食を食べたり、サイン入りユニホームも贈っていた。

 当時を「なかなか力になれないかもしれませんが、サッカーや会話など少しでもやれることをやりたかったので、現地に行かせてもらって良かったと思っています」と回想し、あらためて復興への思いを確認。「僕らサッカーファミリーとして、これからも熊本の皆さん、九州の皆さんの力になれることは継続していきたいと思います」と約束した。支援の重要性を肌で感じたからこその、熱いメッセージを熊本に発信した。