サッカー日本代表に全選手が出そろった。千葉県内で25日、30日の国際親善試合ガーナ戦(日産ス)とワールドカップ・ロシア大会へ向けて国内合宿5日目をこなし、GK川島永嗣(メッス)DF酒井宏樹(マルセイユ)長友佑都(ガラタサライ)MF長谷部誠(フランクフルト)の4人が新たに合流。けがで離脱したMF青山敏弘(広島)を除く26人が集結した。

 長友は、監督交代について改めて「僕自身インテルミラノでも7年間で14、15人の監督を経験しましたし、1年間で3、4人の監督を経験したこともある。監督交代という部分に関しては、免疫力があるので(笑い)。動揺というか不安は、ないと言えばウソになりますけど、自分の気持ちはぶれない。やることは変わらないので」と思いを明かした。

 その経験の中で、監督交代直後のチームに求められることは何だろうか。長友が出した答えは「精神面」だった。「ポジティブな雰囲気を…甘い雰囲気ではなく、厳しさもあり、明るさもありという雰囲気がつくれないと、なかなかチームとして一丸にはなれない。誰か1人が文句を言っていたり、ネガティブな思考があると、チームに伝染していく。だから、精神的な部分が大事だと思います」と過去を振り返って説いた。

 「このW杯は必ず成功させたいという、今まで以上の思いがある」という長友。出場を果たせば3回目のW杯になる。ベテランの域に達するが「僕自身は自分のことを若いと思っていますし、キャリアの中でも1番、精神的にも体のコンディションも良いんじゃないかというぐらい、年のことは全然感じていない。ただ、今まで経験を多くしてきた選手として、若い選手たちに伝えられることもたくさんある。それを背中で見せられるような選手になりたい。そういう選手でいたい」と話した。