アジア選手権(31日開幕、サウジアラビア)に出場するU-19日本代表が23日、大阪市内で合宿を開始した。午後3時すぎからの初練習では早速、ミニゲームなどの実戦メニューを精力的にこなしFW柿谷曜一朗が、鋭い動きを見せていた。

 同選手権で4位以内に入れば、来年のU-20W杯への出場権を得る。1次リーグは過去4度の優勝を誇る強豪イラン、開催国のサウジアラビアと同組で厳しい戦いが予想される。牧内辰也監督は「1つ、1つが大事。どのチームとの対戦も気を抜けない。確実にポイントを抑えていくしかない」と前向きに話した。

 A代表にも選出されているMF香川真司も同代表に招集されており、所属のC大阪で26日仙台戦に出場後、1次リーグ3試合限定で合流する予定。指揮官は「彼におんぶに抱っこではないが、持ち味を出してほしい。ボールも自分で運べるし、危険なエリアに入っていける選手」と香川に大きな期待をかけた。