日本サッカー協会の犬飼基昭会長は4日、2018年と22年のW杯開催に日本を含め11の開催意思表明があったことを受け、東京が立候補している16年夏季五輪の招致を前提にW杯招致を目指す意欲をあらためて示した。

 犬飼会長は以前から、東京都が五輪招致を実現させた場合、建設予定の五輪メーン会場などをW杯で使用する計画を明らかにするなど、五輪招致がW杯開催の条件だとしている。犬飼会長は「東京五輪招致が必ず成功するよう協力するとともに、W杯招致にも全力を挙げて取り組んでいく」とのコメントを発表した。

 また02年のW杯を共催した韓国が立候補したことについても触れ「韓国が意思表明してアジアからは5協会となったが、どこが立候補しようと、日本がベストを尽くして取り組んでいくことに変わりはない」と強い姿勢を打ち出した。