女子W杯で初優勝を飾り、ドイツから凱旋した、なでしこジャパンの佐々木規夫監督(53)は大勢の報道陣を前に、終始笑顔で記者会見に応じた。

 -率直な感想は

 「成田空港で大勢のサポーター、報道陣の方がいて本当にびっくりした。男子の代表と同等クラスで迎えてくれ、新たななでしこジャパンの歴史を刻んだと感じた」

 -転機になった試合は

 「1次リーグの3戦目でイングランドに0-2で負けた。1位通過しなかったことが、チームとして士気が高まったのでは。ドイツに勝った後は勢いで流れていった」

 -笑顔が絶えない

 「ピッチ外でも選手の笑顔は多く、僕なんかは女子寮に閉じ込められている感じ。食事の雰囲気も和やかな笑いがあり、それを大事にしている」

 -今後の目標は

 「北京五輪でベスト4に終わった悔しさがあるので、ロンドン五輪ではメダルを目標に掲げてやる。五輪予選が9月1日から始まり、また違ったプレッシャーがあるので、数日後には切り替えてもらいたい」

 -全国の女子選手へ

 「日本の女性はサッカーをやる上ですごく適している。今回の戦いで夢を描いたのなら、ぜひサッカーボールを蹴ろう。ここにいるような素晴らしい女性を目指してください」