なでしこジャパンは28日、キリンチャレンジ杯(4月1日米国戦、同5日ブラジル戦)へ向けた宮城合宿で午前、午後の2部練習を行った。地元の仙台育英男子サッカー部と試合形式の練習を行うなどハードメニュー。週末にリーグ戦を戦ったDF鮫島彩(26=モンペリエ)ら海外組5人もこの日から合流した。

 鮫島は「アルガルベ杯で得た課題はたくさんある。特に1対1。男子は女子以上のスピードがあるので、対応の足りない部分も再確認できました」。DF熊谷紗季(21=フランクフルト)も「ドイツも米国も男子くらい早い。でもドイツで半年やって対応できるようになった手応えはある。予測が早くなったことも含めて守備範囲は広がったと思う」。ミスから豪快なミドルシュートを決められるなど3失点だったが、自信の表情に満ちていた。