なでしこジャパンを率いる佐々木則夫監督(53)が、打って出る。サッカー女子3カ国対抗の国際親善試合で、4月1日午後7時半から米国と対戦(仙台市のユアテックスタジアム仙台)する佐々木監督は、会見で「もっと積極的にチャレンジして、攻守にアクションするサッカーをさせたい。攻撃で仕掛けのパスや動きに挑戦していきたい」と鼻息を荒くした。

 31日は冒頭の15分間だけ練習を公開し、MF宮間あや主将(27=岡山湯郷)ら23選手が顔をそろえ、パス回しなどで調整した。

 また、米国は公開練習で、ワンバックとモーガンの両FWやGKソロらが小雨の中、芝の感触をチェックした。会見では佐々木監督に負けじと米国スンダーゲ監督は「状態はすごくいい。大事なのは結果よりも内容。ボールをキープできれば、日本のような技術の高いチームに対して守らずに済む」と強気な姿勢を崩さなかった。

 国際サッカー連盟(FIFA)ランキングでは日本が3位で、米国は1位。対戦成績は日本が3月5日のアルガルベ杯で1-0の初勝利を挙げ、1勝4分け(1PK勝ち含む)21敗。