日本代表で主将を務める長谷部誠(30)の右膝再手術が発表され、復帰時期が遅れることになった。

 1月中旬に続く2度目の右膝の手術。ニュージーランド戦は負傷を考慮して選ばれなかったが、W杯開幕までは約100日に近づいている。ザッケローニ監督にとって、心配の種が膨らんだといえる。

 最初の手術からニュルンベルクの全体練習に復帰するまでは、1カ月を要した。

 ドイツで長谷部に会ったというザッケローニ監督は「回復傾向で、コンディションは上がっているというやりとりをした」と言うが、再手術によって実戦復帰は先延ばしになる。

 日本の主将であり、守備的MFとして遠藤保仁(G大阪)とのコンビで長年チームを支える。

 昨秋から山口蛍(C大阪)が台頭したとはいえ、代表にとってはもともと層の薄いポジション。

 本来の状態に戻るのにどの程度の期間を要するかは、チームを大きく左右する。