日本サッカー協会は2日、女子アジア杯(14日開幕、ベトナム)に出場するメンバー23人を、以下の通り発表した。

 同杯が国際サッカー連盟(FIFA)が定める国際Aマッチデーに行われず、各クラブが代表招集に応じる義務がないため、海外組6人の選手を招集することができなかった。招集できた海外組は、FW大儀見優季(26=チェルシー)MF川澄奈穂美(28=シアトル・レイン)MF木龍七瀬(24=スカイブルー)DF宇津木瑠美(25=モンペリエ)のみだった。

 日本協会で女子を担当する上田栄治理事(60)が事情を説明。FIFAには同杯を国際Aマッチデーに加えることを要請してきたものの、実現せず「FIFAからは国際Aマッチデーにするのは難しい。個別に所属クラブと交渉して下さいと言われた。クラブに直談判したが、6人は招集に応じてもらえなかった」と話した。

 なでしこジャパンは親善試合ニュージーランド戦(8日、金鳥スタ)を経て、本番に挑む。女子アジア杯1次リーグでは初戦オーストラリア(14日)、第2戦ベトナム(16日)、第3戦ヨルダン(18日)と対戦。大会初制覇とW杯出場権獲得(5カ国)を目指す。<GK>福元美穂(岡山湯郷)海堀あゆみ(INAC神戸)山根恵里奈(千葉)<DF>上尾野辺めぐみ(新潟)岩清水梓(日テレ)有吉佐織(日テレ)宇津木瑠美(モンペリエ)長船加奈(仙台)高畑志帆(浦和)乗松瑠華(浦和)<MF>澤穂希(INAC神戸)宮間あや(岡山湯郷)川澄奈穂美(シアトル・レイン)阪口夢穂(日テレ)川村優理(仙台)木龍七瀬(スカイブルー)中島依美(INAC神戸)猶本光(浦和)<FW>丸山桂里奈(大阪高槻)大儀見優季(チェルシー)菅沢優衣香(千葉)高瀬愛実(INAC神戸)吉良知夏(浦和)