<女子アジア杯兼女子W杯アジア予選:日本2-1中国>◇22日◇準決勝◇ベトナム・ホーチミン

 なでしこジャパンの佐々木則夫監督(55)が、延長戦の末、決勝進出を決めた選手たちをたたえた。

 「最後まで選手たちはよく頑張ってくれた。粘り勝ちですね」。後半6分、CKでMF宮間あや(29=岡山湯郷)のクロスをニアサイドに走り込んだMF澤穂希(35=INAC神戸)が頭でコースを変え、先制のゴール。その後、MF中島のハンドからPKで同点に追いつかれたが、PK戦突入間際の延長後半20分、再びCKでMF宮間からのボールをDF岩清水梓(27=日テレ)が頭で押し込み、試合を決めた。

 「今日はかなり厳しい戦いになると思っていたので、経験のある選手を起用した」。そんな指揮官の期待に、11年の前回W杯で優勝を経験している選手たちが応えた。

 決勝は25日。初優勝を目指す指揮官は「皆さんの期待しているように次の決勝も頑張りたい」と話した。