岡田日本に思わぬ「敵」川口ら下痢訴え
【マスカット=6日】岡田ジャパンに思わぬ「敵」が現れた。日本代表は試合会場で約1時間の前日公式練習を行ったが、精神的支柱のGK川口能活(32)が腹痛のため練習に不参加。川口をはじめ少なくとも合計4人が下痢の症状に苦しんでいることが分かった。岡田武史監督(51)は「細菌性のものではない」と説明したが、試合当日の選手の体調が心配される事態に陥った。
何が原因か分からないだけに、選手もスタッフも不安を隠せない。MF松井はおなかをさすりながら「オレは大丈夫です。でも、オレも前にやりましたからね。下痢はいつなるかわからないし、気をつけていてもなるから…」と、苦笑いを浮かべた。
腹痛を訴えた川口はこの日の練習を休み、宿舎で静養した。練習終了後の公式会見で岡田監督は「他の選手にはいない。今のところ私は聞いていない」と話したが、実際には下痢の症状を訴えた選手が川口のほかにも3人いた。中には5日から異変を感じ、この日はかなり激しい下痢に悩まされながら、薬で抑えてピッチに立った選手もいた。
日本から調理師を帯同させるなど、食事には細心の注意を払っており、食中毒の可能性は低い。オマーン入り後、ホテルでの水道水や、生野菜、さらには氷などを一切口にしないことで予防しようとしてきた。それでも、食器についているわずかな水気などから下痢を発症することもあり、完ぺきに防ぐことは難しい。04年アテネ五輪アジア予選のアウェーUAE戦では、当時のUー23代表の松井や平山が原因不明の下痢に襲われ、フラフラになりながら戦ったこともある。
関係者は「川口も症状は落ち着いている。みんな気をつけているし、それほど神経質になることはない」と、チーム内へのまん延は否定した。しかし、選手はほぼ同じ環境で生活しているため、予断は許さない。監督交代、酷暑、そして下痢と、思わぬ「難敵」に遭遇しながら、岡田ジャパンは重要なアウェーに挑むことになった。
[2008年6月7日8時56分 紙面から]
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