MF中村俊輔(29)はタイ戦の出場に不安を募らせた。右足首痛を抱える中で前日の予告通り、紅白戦7分×3本中、2本に出場し、部分的に合流した。テーピングで患部を固定し、古傷が再発して以来、初めてスパイクを履いた。だが右足でボールを蹴らなくても、予想よりプレー後の反動が出た。「(タイ戦が)今日だったら(出場は)無理だったね。14分間やっただけでも痛い。痛みがあって自分の思い通りやれなければ、万全の選手の方がいいとは思う」と表情を曇らせた。岡田監督は「明日の状態を見てだね」と絶対的司令塔の起用のメドを立てられない様子だった。