女子日本代表「なでしこジャパン」の佐々木則夫監督(50)が、来年以降も同代表の指揮をとることが確実になった。日本協会の上田栄治女子委員長(54)が10日、来年1月で契約が切れる佐々木監督への続投要請を明言。正式契約は佐々木監督が指揮をとる12月のU-20女子W杯(チリ)終了後だが、12年のロンドン大会を見据えた長期の指導を任せることになる。

 佐々木監督はこの日、東京・文京区のJFAハウスを訪れて日本協会の犬飼会長にあいさつした後、会見で「ロンドン大会でメダルを、という気持ちはある」と話した。上田委員長は北京五輪でベスト4に導いた佐々木監督の手腕を高く評価。続投について「当然そういうことになる」と話した後、ロンドンでメダルをという佐々木監督の発言を聞いて「そういう気持ちでないと困る」と言った。来年2月にも12年を目指すなでしこジャパンが佐々木監督のもとで再始動する。