日本協会の犬飼基昭会長(66)が7日、女子日本代表の北米遠征(18~27日)を中止する考えを示した。この日、アジア連盟(AFC)総会出席のためクアラルンプールに出発した同会長は、新型インフルエンザ対策のマスクを手に「こういう状況で(感染地域に)飛び込む必要はない」。20日の米国戦会場は、米国人初の犠牲者が出たテキサス州のフレスコ。「女子委員長には、やめるよう言ってある」と話した。

 FIFA女子ランク1位の米国は、すでに日本戦のメンバーを発表。米国でプレーするMF沢らも参加の方向だけに、上田委員長は「会長とは話したが、最終結論はまだ。私だけで決められることではないが、ギリギリまで情報を収集したい」と、11日にも予定する最終決定に向けて話した。