日本サッカー協会と川淵三郎名誉会長、犬飼基昭会長は26日、昨年11月18日発売の週刊新潮に掲載された記事が名誉棄損にあたるとして、発行元の新潮社に対し、損害賠償(慰謝料3000万円)などを求める民事訴訟を東京地裁に提起した。同誌は「旭日重光章受賞でも川淵三郎が浴びたブーイング」と題し、川淵名誉会長と犬飼会長が不仲で協会が混乱しているなどと報じた。協会は「事実と異なる」として抗議文を送るなどしてきたが、解決に至らず訴訟に踏み切った。川淵名誉会長は文書で「不当な報道によって家族や周囲が受ける心の傷は計り知れず、また、サッカー界が不当に不利益を被ることにもなるので、今回訴訟を提起するに至った」などとコメントした。