日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(57)が2日、長友佑都を獲得したインテルのレオナルド監督から感謝の電話を受けたことを明かした。この日、長期休暇のため母国イタリアへ出発。成田空港で長友の電撃移籍について取材に応じ、移籍成立直後の日本時間1日深夜にレオナルド監督から電話があったことを告白。「『とても良かった』と喜んでいましたね」と話した。

 長友は冬季移籍交渉期間終了日の1月31日に、インテルからオファーが届いた。実はその前日に、ザッケローニ監督のもとにインテルの幹部から連絡があったという。「(ドーハにいた)前日30日にインテル関係者から『長友を獲得しようと思っている』と連絡がありました。いい選手だと話しました」と明らかにした。

 長友については日本代表監督就任以来「ビッグクラブでプレーできる選手」と何度もイタリアのメディア関係者に話してきた。ACミランの監督時代、主力選手だったレオナルド監督もこれを伝え聞いており、移籍の後押しになった。ザッケローニ監督は「私もうれしく思う。伝統あるクラブに日本人選手が大きな影響を及ぼすと思います」と長友の活躍に期待していた。【松田秀彦】