日本代表に選ばれたC大阪FW柿谷曜一朗(23)が9日、14日の親善試合ウルグアイ戦で元チームメート、日本代表FW香川との「新生KKコンビ」結成を熱望した。香川との競演は09年4月26日のJ2の富山戦以来、約4年4カ月ぶり。代表では初。

 「自分にも刺激になるし、一緒にやることでまた新しい何かが見えるかもしれない。楽しみです。監督のサッカーを徹底し、その中で自分の持ち味を出していきたい」

 C大阪(当時J2)時代の2人の相性は悪い。同時にピッチに立った公式戦は35試合(うち13試合がともに先発)あり、計1507分プレーしたが、2人が得点に絡んだのはわずか2点。C大阪関係者は「柿谷は今よりも得点への意識が低く、ゴールよりも、相手の逆を突いて抜くことに満足していた」と、解説した。今季の柿谷は現在10得点。「(代表に)選ばれ続けることに意味があると思うが、まずは明日への気持ちが強い」。今日10日大宮戦で連敗を止め、香川とのコンビネーションに弾みをつけたい。