日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(60)は無言で帰京した。親善試合ウルグアイ戦で完敗し、「(日本協会から)W杯優勝というリクエストは受けてない」と発言してから一夜明けた15日朝、仙台駅に珍しいサングラス姿で現れると、報道陣の取材には応じずに帰路の新幹線に乗り込んだ。

 今合宿中から左目が赤く充血しており、結膜炎のような症状が出ているという。目の保護のためか、サングラスを着用していたが、サポーターの握手には笑顔で応じていた。日本協会の原強化担当技術委員長はウルグアイ戦後の指揮官の発言について「(ザッケローニ就任の時点で)日本をW杯で優勝させてくれと言って、監督をしてくれる人はいない。日本は前回のW杯で16強だったわけだし。優勝できないと言っているわけでもないから」と問題視していなかった。