ザックジャパンが「幸運の組」に入った。W杯ブラジル大会の組み合わせ抽選会が6日(日本時間7日)行われ、日本はコロンビア、コートジボワール、ギリシャと同組の1次リーグC組となった。

 コートジボワールはドログバ(ガラタサライ)ボニー(スウォンジー)ジェルビーニョ(ローマ)らFW陣やMFのY・トゥーレ(マンチェスターC)ら、選手のポテンシャルはアフリカ勢の中でも頭1つ抜きんでている。あとは気分に左右されることなく、どう本番でベストを尽くせるか。それはラムシ監督の手腕にかかっている。

 昨年、ザウイ前監督が解任されると、後任に監督経験のない元フランス代表MFラムシ氏が就任。ラムシ氏はあえて笑わずに普段から気むずかしい表情を見せ、チームに厳しさを植え付けた。ドログバでさえも特別扱いせず、チーム内の競争をあおってW杯出場権を獲得。結果で「監督経験がない」というネガティブな見方を一蹴した。日本とは10年W杯南アフリカ大会前の親善試合で対戦。2-0で勝利している。メンバーも当時とそれほど変わらない。