16年のリオデジャネイロ五輪を目指すU-21(21歳以下)日本代表の手倉森誠監督(46)が30日、選手発掘のため、複数のJクラブがキャンプを張る宮崎へ向かった。今月のU-22アジア選手権は日本協会が選考した選手だったが、3月の合宿メンバーからは自身の目で選ぶ。その候補は「Jクラブや大学生のU-21世代の全選手」で、約120人が対象になるという。

 コンパクトに守り、厳しいプレスでボールを奪うのが手倉森サッカー。プレスをかける分、ボールを失ったときのリスクは大きいだけに「足が速い選手が欲しい。このシステムにはしっかり戻れる選手がいないとダメ」と言う。視察は2月7日までで、Jクラブの監督の指導法も参考にする。

 今後はJ3の登録メンバー選出、大学生の視察、そして45人のメンバーで3月に都内で合宿を行う。