群馬が、プロ初出場のDF川島將(23)の活躍で、敵地で逆転勝利を飾った。前半2分に先制を許しながら、同28分に川島のスローインを起点にしてMF小林竜樹(29)が同点弾。後半39分にも川島を起点にして、再び小林竜が決めて逆転に成功した。

 服部浩紀監督(43)は「今日は特に川島。練習生から見ている選手で、厳しい練習を課してもケガもせず、いきなりビッグクラブとやるチャンスをつかんだ。(川島を)使って、よかった」と最高の笑顔だ。さらに同監督は「サッカーは名前でやるわけではない。経験、実績ではなく、どんな状況でも1つになってやることが大事」と力を込めた。

 2得点の小林竜は「最初の失点で割り切った。全員が『どうせ負けてるから』と、逆にサボらずにやり続けた結果。結果を出すためには、どうしたらいいかを考えていた」と明かした。