仙台は2年連続での1次リーグ敗退が決まった。ホームでダービーに敗れ、夢は断たれた。渡辺晋監督(41)も選手も試合終了と同時に立ち尽くした。開幕戦で快勝した相手とホームでの再戦。リーグ戦から先発8人を入れ替えたが、白星は遠かった。

 立ち上がりこそ積極的な姿勢を見せ相手を苦しめたが、2失点で勢いは消えた。後半はMF梁勇基(33)を投入するなど反撃態勢に入ったが、得点はその梁の直接FK1発のみ。練習のたまものである鮮やかなFKに、梁は「思い切って集中していけた」と話したが「(試合は)もう1歩足りなかった。もっとやれると思っていた」と唇をかんだ。

 渡辺監督は「どういう大会、試合であれ敗戦してはならない。私が責任を取らなければならない。毎回そういう気持ちで臨んでいるということです」と険しい表情だった。