左内転筋肉離れで離脱していたJ2札幌MF堀米悠斗(20)が9日、札幌・宮の沢でのチーム練習に復帰した。1日C大阪戦、6日千葉戦と2試合欠場も「痛みもないし問題ない。また練習からアピールを始めたい」と、14日アウェー岐阜戦での定位置奪回を見据えた。

 J3福島から復帰した今季は、3月21日福岡戦で左MFの主力に定着。5月24日徳島戦まで13試合連続で先発出場も、負傷欠場した2戦で起用された1年後輩の前寛之が、プロ初得点を決めるなど結果を出した。若手同士の争いに「ヒロ(前寛)の活躍も、自分にとっては、いい刺激になった」と前向きに話した。

 左右MFは、寛之の兄で堀米の1年先輩の前貴之が千葉戦で左手小指を骨折。だが、負傷箇所が手のため、次節以降の出場も不可能ではない。前兄弟を含めた同世代の競争を通じ、個々の質を高めていく。