新国立競技場の新たな整備計画が28日決まり、スポーツ界からも期待の声が上がった。

 収容規模は五輪開催時は6万8000席だが、大会後に仮設席を設けることでサッカーのワールドカップ(W杯)招致に必要な8万席に増設可能となった。日本サッカー協会は「将来のW杯招致にも配慮していただき、心から感謝している。アスリートにとっても観客にとっても存分に楽しめる機能を備えた素晴らしいスタジアムが実現することを期待している」との大仁邦弥会長のコメントを発表した。

 日本障がい者スポーツ協会の山田登志夫常務理事は「本当は開幕1年前に完成して試運転ができれば良かったが、仕方ない。大会に間に合うようにしっかりやってもらいたい。障害者スポーツの、特にアクセシビリティ(利用しやすさ)に十分配慮して立派なものを造ってもらいたい」と話した。