J2札幌MF深井一希(20)が、4日のアウェー東京V戦で13試合ぶり先発が濃厚となった。1日、札幌ドームサブグラウンドでの紅白戦で主力ボランチに入った。前回先発した7月8日大宮戦で前半41分に右膝前十字靱帯(じんたい)を部分断裂。長期離脱したが「もう膝の怖さはない。ゴールに直結するパスを出すことと、自分でも得点を狙っていきたい」と、プロ初ゴールでの4戦ぶり白星を誓った。

 7月の負傷は、背後に流れたボールを無理な姿勢で奪いにいき、右膝をひねった。「自分で全部止めてやるという気持ちが強すぎた。あのケガから、無理なときは、仲間を信じて託すということを心がけてプレーしてきた」。東京VにはU-17代表時代の戦友で、11年同W杯8強に進出したFW高木大がいる。周囲を生かしながら効果的にボールを奪い、ライバルを封じる。