浦和FWズラタン(31)の同点弾は空砲に終わった。

 1点ビハインドの後半18分に途中出場し、迎えた同27分。右CKからDF森脇良太(29)のヘディングシュートがバーに直撃。跳ね返ったこぼれ球を頭で押し込み、同点に追いついた。しかし延長戦の末に敗れ、年間優勝の夢が絶たれた。

 ズラタンは「試合に入って個人的にもチャンスがあったのに生かせなかったのは残念。アンラッキーな試合。天皇杯が残っている以上、すべてをかけて結果を出したい。この苦しい状況から抜けだすのに、時間はかかるけど、持っているものをすべて天皇杯にぶつけたい」と、必死に切り替えようとしていた。