山形は15日、新スタジアム構想検討委員会が取りまとめた構想書を公表した。高橋前社長が座長を務め、12人の有識者と計6回の会議を重ねて新スタジアムの在り方を論じてきた。実現に向けては同取締役会が中心となって運営していくことを明かし、進め方は26日のサポーターカンファレンスで発表する。

 同書では、2万人規模の収容人数で、陸上トラックを併設しないサッカー専用であることが望ましいと結論づけた。さらにスタジアムの整備手法や資金調達手段、建設後の運営方法に言及している。スタジアムの建設場所、予算の規模に関しては、過去に自治体が誘致を主張してもめた経緯があり、触れていない。同委員会の事務局を務めた横内取締役は「議論のきっかけとなって、実現に向けての1歩となって欲しい」と話した。