来季J2の山形が26日、同市内でサポーターカンファレンスを行い、例年より倍以上の210人が参加した。同イベントは毎回年明けに開催するが、今回は高橋前社長退任騒動を受け、年内中の早期開催を実現させ、誠意を見せた形となった。森谷俊雄社長(61)を始め計6人の社内取締役が参加し約2時間半、今季の総括、来季への決意表明や質疑応答などを行った。

 冒頭のあいさつで森谷社長は、15年度の税引き後当期純利益で約6000万円との見込みを明かした。決意表明ではあらためて「J1復帰と新スタジアムは両輪で取り組んでいく」と宣言した。質疑応答では社長交代についての質問が相次いだが「納得できないという声があるということを胸に刻んで私の職を全うしたい」と話した。また「新スタジアム構想」については、建設地と予算を論じてないというのを前置きし、取締役会を中心に「旗振り役」を早期に決定していく、との方針を示した。